28日、被害を受けたキーウ市内の集合住宅=ロイター

【キーウ=共同】ウクライナの首都キーウで28日、ロシア軍によるミサイルや無人機の大規模な攻撃があり、12歳の少女を含む4人が死亡した。ウクライナのゼレンスキー大統領は「残忍な攻撃だ」と非難し、ロシアへの圧力強化を各国に訴えた。27日から南部ザポリージャ州なども攻撃を受け、けが人は合計で少なくとも40人に上ったとしている。

キーウでは28日未明、防空システムが作動し、複数の爆発音が断続的に聞こえた。市内中心部などでがれきが落下して火災が発生。ゼレンスキー氏によると、医療施設の建物のほかタイヤ工場などが被害を受けた。市民らは深夜の警報で、シェルターへの避難を余儀なくされた。

ザポリージャ州のフェドロフ知事によると、民家や集合住宅が誘導爆弾により破壊された。子どもを含む20人以上が負傷したとしている。

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