ウクライナの隣国、旧ソビエトのモルドバの議会選挙は、101の議席を争って28日に投票が始まりました。

EU=ヨーロッパ連合への加盟を推進するサンドゥ大統領の与党や、ロシアとの関係も重視する野党連合などとの間で激しい選挙戦となっています。

南東部カウシェニの投票所には、ひっきりなしに有権者が訪れ、それぞれ1票を投じていました。

与党を支持しているという有権者は「ヨーロッパは私たちを助けてくれる。ロシアは妨害するばかりだ」と話していました。

一方で、別の有権者は「生活はどんどん悪くなる。与党は公約を守っておらず支持しない」と話していました。

今回の選挙では、与党が過半数を維持するかどうかが焦点で、仮にロシアに近い野党が勢力を伸ばせば、隣国ウクライナを含む地域情勢にも影響が及ぶ可能性があります。

投票は、現地時間の28日午後9時まで行われ、日本時間の29日午前には大勢が判明するとみられています。

また、モルドバ政府は、27日から28日にかけて、選挙に関係するシステムなどへのサイバー攻撃の動きが確認されたなどとして、警戒を強めています。

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