
【ナイロビ=共同】インド洋に浮かぶ島国セーシェルで25〜27日に行われた大統領選で、選挙管理委員会は28日、過半数を得票した候補がおらず、与野党の上位2人による決選投票を10月9〜11日に実施すると発表した。選挙では、ラムカラワン現政権が推進する世界自然遺産付近での大規模リゾート開発事業の是非が争点になっている。
選管によると、野党セーシェル連合のエルミニ党首(62)が得票率48.8%で首位。与党セーシェル民主連合のラムカラワン大統領(64)は46.4%で2位だった。
セーシェルは観光への依存度が高い。首都ビクトリアの南西約1100キロにある自然遺産アルダブラ環礁近くの島で中東カタールの企業が開発に着手したが、環境破壊につながる恐れがあるとして批判が高まっている。
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