北朝鮮の政府高官が29日、国連総会で7年ぶりに一般討論演説を行い、「我々は核を絶対に放棄しない」と述べ、非核化の意思がないことを明言しました。

北朝鮮の金先敬(キム・ソンギョン)外務次官は29日の演説で、日米韓の軍事協力体制などを批判し、北朝鮮が抑止力を強化することで「朝鮮半島における力の均衡が確保されている」と核保有の正当性を主張しました。

そのうえで、国際社会が求める非核化について「主権と生存権の放棄を求めることに等しい」と反発し、「我々は核を絶対に放棄せず、この立場を決して譲らない」と明言、非核化を受け入れる考えがないことを改めて強調しました。

北朝鮮から政府高官がアメリカに派遣され一般討論演説を行うのは、2018年以来7年ぶりのことです。

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