韓国の「非常戒厳」を巡り、内乱をほう助した罪などで在宅起訴された前首相の初公判が開かれました。
30日午前、ソウル中央地裁に出廷したのは尹錫悦前政権で首相を務めた韓悳洙被告です。
韓被告は2024年12月の尹前大統領の「非常戒厳」宣言を巡り戒厳が正当な手続きで宣言されたように見せかけるために閣議招集を提案したり、尹氏の弾劾裁判で嘘の証言をしたりした内乱首謀ほう助や偽証などの罪で8月、在宅起訴されました。
韓国メディアによりますと、韓被告は初公判で偽証以外の起訴内容を全て否認した一方、「国家発展を目指す観点では戒厳は受け入れ難い」と述べました。
韓被告は保守・革新両政権で要職を務め、6月の大統領選挙では保守系政党からの出馬が一時模索されました。
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