韓国中部の忠清南道・鶏竜(ケリョン)で1日、「国軍の日」の記念式典があった。昨年に比べ参加する軍人の数や関連予算が大幅に減ったほか、市街地で実施された軍事パレードがなくなった。聯合ニュースは「軍事力を強調した前政権との差別化と、南北間の緊張緩和を推進する李在明(イジェミョン)政権の意向が反映された」と伝えた。

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 李氏はこの日の演説で、「(韓国は)堅固な韓米同盟とそれに基づく確固たる核抑止力も備えている」と述べた。尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領は昨年、北朝鮮に対し「核兵器の使用を企てるなら、韓国軍と韓米同盟の圧倒的な対応で、その日が(北朝鮮の)終末の日になる」と牽制(けんせい)したが、李氏はこの日、北朝鮮を直接的に威嚇するような発言はしなかった。

 韓国国防省によると、今回の式典に参加した軍人らは約1千人で、昨年比の5分の1。予算も3分の1と簡素化された。昨年は同日ソウル中心部の目抜き通りで戦車などが走行する軍事パレードがあったが、今年は実施しなかった。

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