1年先の予想物価上昇率は5カ月ぶりの水準となった=ロイター

【ニューヨーク=秋田咲】米ニューヨーク連銀が7日発表した9月の消費者調査によると、1年先の予想物価上昇率(中央値)は3.4%と前月から0.2ポイント上昇した。4月以来5カ月ぶりの高水準だった。消費者の間でインフレが長引くとの見方が再び広がりつつある。

中期的な見通しを示す3年先の予想物価上昇率は3%で横ばいだった。長期的な見通しを示す5年先の予想インフレ率は3%と0.1ポイント上昇した。いずれも米連邦準備理事会(FRB)が物価目標とする2%を上回る水準が続いている。

消費者の景況感はFRBが政策金利の動向を見定める上で判断材料となる。次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)は28〜29日に開かれる。

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