北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、金正恩(キムジョンウン)総書記が9日に平壌で演説し「敵対国の凶暴な政治、軍事的圧力の策動に超強硬に立ち向かう」などと述べたと伝えた。北朝鮮は10日の朝鮮労働党創建80周年に合わせ、大規模な軍事パレードを実施するとみられる。開発中の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星20」などが公開されるかも注目されている。
金氏は80周年の前日に行われた祝賀大会で演説した。大会には中国の李強(リーチアン)首相やロシアのメドベージェフ前大統領らが参列した。
金氏は「新世紀になり米帝による核戦争の脅威に対処し、経済建設と核武力建設を並行させながら社会主義建設の新たな飛躍期を開かねばならなかった」などと指摘。さらに「これほど外部勢力のしつような圧力と干渉、侵略脅威が増す中で、守護と建設という困難な任務を同時に成し遂げなければならなかった例は、世界のどこにもない」と語った。
同通信によると、金氏は9日に李首相と会談し、ハイレベル交流や戦略的意思疎通について議論した。また、金氏の側近とされる趙甬元(チョヨンウォン)・朝鮮労働党書記がメドベージェフ氏と会談した。
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