
【ソウル=小林恵理香】北朝鮮の朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党創建80年の祝賀大会が9日に平壌で開かれた。中国の李強(リー・チャン)首相やロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長(前大統領)らを招待し、友好国との結束を示した。
金正恩(キム・ジョンウン)総書記は祝賀大会で演説し、「米国による核戦争の脅威に対抗するため、経済と核武力の構築を並行して進める戦略的路線を取ってきた」と語った。核・ミサイル開発の正当性を強調した。
「外部からの圧力と侵略の脅威が増すなかで、政権を維持してきただけでも奇跡だ」とも主張した。国民に向け「党に力と知恵を与え、純粋な心と勤勉な努力をささげた偉大な人民に改めて感謝の意を表したい」と述べた。
10日には平壌で軍事パレードが開かれる見通しだ。大規模な軍事パレードは朝鮮人民軍創建75周年を記念する式典を開いた2023年以来となる。今回は新型ICBM「火星20」や金正恩氏が9月の演説で言及していた「秘密兵器」などが公開されるかに注目が集まる。
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