電気自動車大手テスラの運転支援システムをめぐり、アメリカの運輸当局が安全性を確かめるための予備調査を始めたことがわかりました。
調査の対象となるのは、テスラの運転支援システムFSD(フルセルフドライビング)を搭載した約288万台です。
FSDはドライバーが常に監督することを前提に、車が自動で車線を変更したり、信号や標識を認識して停止したりすることができる機能で、自動運転の5段階のうち「レベル2」にあたります。
アメリカの運輸当局によりますと、FSDが作動中に、赤信号で交差点に進入したり、対向車線に入り込んだりするなどの交通違反がこれまでに58件報告されていて、このうち14件が衝突事故に繋がったということです。
当局は今後、システムが信号や標識を正確に認識していたか、ドライバーが安全に介入できていたかなどを詳しく調べる方針です。
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