10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5日続落し、前日比878ドル82セント安の4万5479ドル60セントで取引を終えた。
アメリカのトランプ大統領は10日自身のSNSへの投稿で、中国が9日に発表したレアアース関連の輸出規制強化を批判し、中国製品に対して100%の追加関税を課すと表明した。
さらにトランプ政権は、韓国で今月末に開幕するAPEC=アジア太平洋経済協力会議首脳会議に合わせて、中国の習近平国家主席との会談を調整していたが、「(首脳会談実施の)必要性がなくなったようだ」と不満をあらわにした。
両国の通商関係の悪化が危惧される中、投資家心理が冷え込み、幅広い銘柄で売りが出たことで、株価は大幅に下げた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も急落し、820.20ポイント安の2万2204.43だった。
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