アメリカ政府の予算失効を受けて連邦政府機関の閉鎖が続く中、ホワイトハウスの高官は政府職員の解雇を開始したと明らかにしました。
ホワイトハウス行政管理予算局のボート局長は10日、SNSで、連邦政府職員の解雇を開始したと発表しました。
アメリカメディアは「影響は数千人に及ぶ」との当局者の話を伝えたほか、政府機関の再開に必要な「つなぎ予算案」に同意しない野党・民主党への圧力強化の一環と指摘しています。
10月1日に政府機関の閉鎖が始まって以降、各地に影響が広がっています。
これまでに75万人に上る職員が自宅待機を余儀なくされているほか12日からはスミソニアン協会が運営する美術館や博物館、国立動物園が相次いで一時的な閉鎖に追い込まれ、観光への影響も拡大しています。
さらに15日に予定されている軍人への給与の支払いも滞る可能性があります。
連邦議会上院では連休をはさんだ14日に、「つなぎ予算案」の採決に向けた動議が審議される予定ですが、与野党対立の回避に向けた事態打開のめどは立ってたっておらずさらなる影響の拡大が懸念されています。
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