
ベルギー・ブリュッセルで開かれたEU首脳会議に参加するウクライナのゼレンスキー大統領(右)とハンガリーのオルバン首相=2024年6月(ロイター=共同)
【キーウ共同】ウクライナと欧州連合(EU)加盟国の隣国ハンガリーの対立が先鋭化している。ウクライナはハンガリーの偵察無人機が領空に侵入したと主張したが、ハンガリーは全面否定。継戦能力をそぐためロシアの石油施設を重点的に攻撃するウクライナと、ロシア産原油に頼るハンガリーとの亀裂は深く、ウクライナのEU加盟交渉にも影を落とす。 ウクライナのゼレンスキー大統領は9月下旬、記者会見で「ハンガリーは非常に危険な行為をしている」と懸念を表明。軍に調査を指示し、今後は「適切な対応」を取ると述べ、撃墜など強硬手段に踏み切る可能性を示唆した。 シビハ外相もX(旧ツイッター)に、無人機が国境から40キロの西部ザカルパチア州内まで飛んだ経路を投稿。「盲目のハンガリー当局者へ」と挑発的に説明を求めたところ、ハンガリーのシーヤールトー外務貿易相は「偽物です。ご自身の信用を落とさぬように」と切り捨てた。 両国関係はもともと、ウクライナ領内のハンガリー系住民の処遇を巡って火種を抱えており、2022年2月のウクライナ侵攻開始から悪化していた。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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