大規模な爆発があった米テネシー州の爆薬工場(10日)=AP

【ニューヨーク=共同】米南部テネシー州の軍事用の爆薬製造工場で10日、爆発があった。地元の保安官などによると、複数の死者が確認され、18人の安否が分かっていない。米メディアの映像では建屋が跡形もなく破壊されて火の手が上がり、がれきが散乱。保安官事務所が爆発の原因を調べている。

現場はテネシー州ナッシュビルの南西約100キロ。CNNテレビによると、約80人の従業員が雇用されているが、うち何人が当時働いていたかは不明。デービス保安官は記者会見で、爆発後の様子について「形容のしようがない。全て消えてしまった」と語った。

当初、安否不明者は19人だったが、現場にいたと思われていた1人が自宅で無事を確認された。

工場を操業するのは爆薬製造企業「アキュレート・エナジェティック・システムズ」。同社のウェブサイトによると、現場周辺で8カ所の生産拠点があり、軍事や航空宇宙分野のほか、建物の取り壊しに使用される爆薬を製造している。

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