韓国の鄭東泳(チョンドンヨン)統一相は14日、10月末から韓国・慶州で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記が会談する可能性があるとの見方を示した。

 鄭氏は国会の委員会で米朝首脳会談の可能性について問われ、「公開された情報や資料を分析すると、双方の首脳は準備ができている状態のようだ。トランプ氏の決心にかかっている」などと述べた。

 また、会談が実現する場合は、南北の軍事境界線にある板門店の可能性が高いとした。鄭氏は米朝首脳会談が実現することを「強く希望し、支持する」とも表明した。

 トランプ氏は1期目の2018~19年に3回、金氏と会談しており、最近も会談に改めて意欲を見せている。

 一方、韓国軍合同参謀本部議長は14日、北朝鮮が朝鮮労働党創建80周年の10日に実施した軍事パレードで初めて公開した新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星20」について、ロシアの技術支援を受けた可能性があるとの見解を国会の委員会で示した。

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