【サンパウロ共同】米紙マイアミ・ヘラルド電子版は16日、独裁化を強めるベネズエラの反米左派マドゥロ政権がトランプ米政権に対し、マドゥロ大統領の亡命を含む権力移行案を提示していたと報じた。4月と9月の2回にわたって仲介役のカタール政府を通じて伝えられ、米政府は却下したという。 4月の案は、マドゥロ氏が身の安全の保証を条件に大統領を辞任し、原油の確認埋蔵量で世界一を誇るベネズエラの石油業界への米企業参入の橋渡しをする内容だった。9月の案は、マドゥロ氏がカタールかトルコに亡命し、ロドリゲス副大統領らが暫定政権を率いる計画だった。 マドゥロ政権は現在の政治体制を崩壊させず平和的に政権移行を図りたい考え。一方、米政府は、現政権下の犯罪組織を保全するのが目的だとして却下したとしている。 トランプ政権は、マドゥロ氏が犯罪組織を率いて国際的に麻薬を流通させていると批判している。 マドゥロ政権は、今年のノーベル平和賞に選ばれた野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が柔軟性に欠けるとみており、いずれの案にも扱いが含まれていなかった。
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