横浜市議会で講演したケニアのルト大統領(20日、横浜市)

ケニアのルト大統領は20日、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)開催地の横浜市議会を訪問して講演し、日本企業などによるケニアへのさらなる投資を呼びかけた。同市議会による歓迎行事に参加した。「横浜が日本の入り口であるように、ケニアは東アフリカの共通のマーケットにつながる入り口だ」と強調した。

横浜市とケニアは文化交流事業として、24年度から両地域の高校生による相互訪問などに取り組んできた。ルト氏は「文化交流から信頼関係が生まれる。ケニアの多くの学校へ広まることを祈る」などと発言した。

ケニアのルト大統領は横浜市議会の歓迎行事に出席した(20日)

講演後、同氏は横浜市の山中竹春市長とも懇談。山中氏は同市で2027年に開催する国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)への出席なども呼びかけた。

ケニア投資庁は20日、「ケニア投資フォーラム」を横浜市役所で開催した。同国がシリコンバレーのアフリカ版「シリコンサバンナ」などとして情報通信産業が集積してきた状況などを、参加した日本の企業関係者や金融関係者らに紹介した。

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