IAEAは来月開かれる年次総会や理事会を前に、今月、北朝鮮の核開発に関する最新の報告書をまとめました。

衛星画像などをもとに分析を進めたところ、北朝鮮北西部のニョンビョンで、去年12月から2階建ての新たな建物の建設が行われていて、ことし5月までに外装の工事が完了し、関連するインフラ施設の工事が続いているとしています。

そのうえで、この建物が新しいウランの濃縮施設だとみられると明らかにしました。

また、この施設は首都ピョンヤン近郊のカンソン(降仙)にあるウラン濃縮施設と規模や特徴が似ているとも指摘しています。

一方、北東部のプンゲリ(豊渓里)にある核実験場では、顕著な活動の兆候は見られないものの、核実験の準備が整った状態が維持されているとしています。

IAEAは、北朝鮮の核開発のさらなる進展が確認されたとして、深刻な懸念を表明しています。

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