【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は23日、ブリュッセルで首脳会議を開いた。ロシアの侵攻を受けるウクライナへの資金支援継続を確認したが、凍結しているロシア資産の活用拡大案については結論を先送りし、12月中旬の次回首脳会議に向けて合意を目指すこととなった。  EUのロシア凍結資産の大半は、ベルギーにある国際決済機関ユーロクリアが保管している。ロシアからの返還要求に応じざるを得なくなった場合の責任を、EU全体で負うことなどをベルギーが強く要求。今回、活用拡大の具体策作成を欧州委員会に指示することで一致する予定だったが、合意に至らなかった。  EUは現在、ロシア凍結資産の運用益のみをウクライナ支援に充てているが、ロシア中央銀行の1400億ユーロ(約24兆円)をウクライナに無利子融資する案を検討してきた。ニュースサイトのポリティコによると、EU以外でのロシア凍結資産は日本で281億ユーロ、英国で266億ユーロ、カナダで151億ユーロ、スイスで62億ユーロなど。ベルギーはこれらの国もEUに同調するよう求めた。

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