南スーダンのセマヤ外相は20日、TICADが開催されている横浜市でNHKのインタビューに応じました。
この中でセマヤ外相は「南スーダンを含めアフリカはいまも様々な課題に直面しており、TICADではその解決策を見いだしたい」と述べ、インフラの整備や人材育成、農業振興などの分野での活発な議論に期待を示しました。
南スーダンは、長い内戦の末、2011年に独立を果たした世界で最も新しい国です。
しかし、その後も民族間の対立などを背景に武力衝突が繰り返され、経済発展が進んでいない世界最貧国の一つとして先進国からの援助に頼ってきました。
セマヤ外相は、ことしに入ってアメリカのトランプ政権が対外援助を大幅に削減したことについて、「アメリカ政府の決定は尊重するが、削減は段階的に進められることを望む」と述べ、急激な援助の削減が国民生活に大きな影響を与えているとの認識を示しました。
一方で、日本とは、独立以来、常に良好な関係にあると強調し、「この関係を次のレベルに高めていきたい」と述べ、TICADをきっかけに日本の政府や企業との連携をさらに強化していくことに意欲を示しました。
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