取材に応じる英外務開発省のウェスト閣外相(20日、大阪市)

英外務開発省のキャサリン・ウェスト閣外相(副大臣級、インド太平洋担当)が20日、大阪市内で報道陣の取材に応じた。「大阪のビジネス環境は非常に興味深い。英国には製造業と科学技術の拠点もあり協業の機会は豊富にある」として連携の深化に意欲を見せた。

ウェスト閣外相は大阪・関西万博の視察で大阪市を訪れた。関西のライフサイエンス関連企業などとの意見交換の場も設け、「日本企業にさらなる関心を持ってもらえるように英国の魅力を高めていきたい。特に地方への事業進出を促したい」と話した。

大阪市は9月に英国のグレーター・マンチェスター合同行政機構と姉妹都市で提携する予定。経済面でのつながりも深まっている。

米国の高関税政策やウクライナ情勢を踏まえ「不確実な時代だからこそ人的交流を深め、経済や教育などでより緊密に協力する必要がある」と強調。英国で受け入れる日本人留学生を増やすなど草の根の交流も活発化させる方針だ。

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