
【北京=共同】新華社電によると、中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は24日、10月25日を「台湾光復(日本の植民地統治からの解放)記念日」とする決定案を可決した。第2次大戦の戦果を守り、祖国統一のプロセスを着実に進めるためとしている。
常務委法制工作委員会の幹部は、1945年10月25日に台湾が「中国の主権管轄下に戻った」と主張。記念日を制定して国家レベルで記念行事を行うことは「台湾が中国の不可分の領土だという歴史的事実」を示すことになると説明した。
中国で台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室は24日、「記念行事を積極的に行い、愛国教育を推進する」との報道官談話を発表した。
台湾の中央通信社によると、台湾で対中政策を主管する大陸委員会は24日「中華人民共和国や中国共産党と台湾光復の日は何の関係もない。共産党が台湾を統治したことがないというのは客観的事実だ」と反発した。
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