
【クアラルンプール=今尾龍仁】高市早苗首相は26日、マレーシアでの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議を終えて記者団の取材に答えた。「世界の成長センターでもあるASEAN諸国・同志国との連携強化を確認でき、非常に有意義だった」と振り返った。政府専用機で帰国の途についた。
フィリピンのマルコス大統領やマレーシアのアンワル首相、オーストラリアのアルバニージー首相と個別会談もこなした。日本主導でアジアの脱炭素化をめざす「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の首脳会合もマレーシアと共催した。

21日に就任したばかりの首相にとって、初めての海外訪問となった。ASEANとの会議前には各国首脳が次々に首相のもとに集い歓迎ムードが漂った。同行した尾崎正直官房副長官によると、会議終了後にカンボジアのフン・マネット首相が高市首相のもとに駆け寄って会話を求める場面もあったという。
首相は27日早朝に羽田空港に到着する。トランプ氏との日米首脳会談やアジア太平洋経済協力会議(APEC)への出席など「外交ウイーク」は続く。
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