APEC首脳会議前に、台湾の林信義・元行政院副院長(右)とあいさつを交わす高市首相(31日、韓国・慶州)=高市首相のXから

【慶州(韓国南東部)=馬場加奈】高市早苗首相は1日、訪問先の韓国・慶州で台湾の元行政院副院長(副首相)の林信義氏と会談した。「台湾は緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーで大切な友人だ。幅広い分野で日台間の協力と交流を深めたい」と伝えた。

林氏はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の代表として同会議に出席した。首相は台湾海峡の平和と安定の重要性に言及した。日台経済関係の深化や防災面の協力にも触れた。林氏は日台関係のさらなる強化への期待を示した。

首相は自らのX(旧ツイッター)に林氏と笑顔で握手する写真を投稿した。「日台の実務協力が深まることを期待する」と記した。

2024年にペルーで開かれた前回のAPEC首脳会議でも、石破茂前首相が林氏と会談していた。

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