高市早苗首相による拉致被害者の帰国を求める集会での発言要旨は次の通り。
被害者の命と国家の主権がかかった問題に対し、手段を選ぶつもりはない。既に北朝鮮側には首脳会談をしたい旨を伝えた。ご家族が健勝なうちに解決することは、日朝双方が平和と繁栄を享受する未来を描くためにも不可欠だ。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と首脳同士で正面から向き合い、私自らが先頭に立って果敢に行動することで、具体的な成果に結び付けたい。私の代で何としても突破口を開き、拉致問題を解決したい。
解決に向けたチャンスを生み出すためには、国際社会との緊密な連携も不可欠だ。訪日したトランプ米大統領にご家族と面会していただいた。東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の機会には、各国の首脳に理解と協力を求めた。
拉致問題はこの内閣の最重要課題だ。私たちの声が国際社会を動かし、北朝鮮を動かすことにつながるのを願っている。〔共同〕
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。