インタビューに答えるウクライナのパブロ・クリムキン元外相
広島市で開催中の国際会議「パグウォッシュ会議」世界大会に参加したウクライナのパブロ・クリムキン元外相が3日までに、共同通信の取材に応じた。ロシアの侵攻を受けるウクライナを含めた21世紀の安全保障には「理性的な対話が不可欠だ」と指摘した。現状では核抑止が必要だとしながらも会議は「持続可能な平和を実現するための努力だ」と強調した。 クリムキン氏は、全ての国の主権や安全を確立しなければ「新たな核や大量破壊兵器拡散の波が起きる」と指摘。多くの国が大量破壊兵器を開発し得る「アジアは特に危険だ」と警告した。 パグウォッシュ会議は科学者が核廃絶を目指す目的で設立。ウクライナはソ連崩壊後の1994年、核兵器を放棄する見返りに米英とロシアがウクライナの安全保障を約束する「ブダペスト覚書」に署名したが、ロシアがほごにした。クリムキン氏は核廃絶・軍縮は「ロシアの核による脅迫が横行する現状では不可能だ」と悲観的な見通しを示し「欧州の核抑止力を支持する」と述べた。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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