ウクライナの停戦後の安全の保証をめぐってアメリカのトランプ大統領は、ヨーロッパ各国が地上部隊を派遣し、アメリカは航空面などで支援する枠組みになる可能性を示すなど欧米の議論が活発化しています。

こうした中、アメリカのブルームバーグは20日、停戦後にウクライナが再びロシアの攻撃を受けた場合、同盟国が24時間以内に軍事支援を行うかどうか判断するという形式を、ヨーロッパの首脳らが選択肢の1つとして検討していると伝えました。

イタリアのメローニ首相の提案によるもので、ウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟を認めず、次善の策として集団的な支援の枠組みを提供するとしています。

安全の保証をめぐり、ウクライナのゼレンスキー大統領は今月18日、詳細は10日以内に決まるという見通しを示しています。

一方、ロシア軍はウクライナ各地に連日、激しい攻撃を行っていて、ウクライナ空軍は20日夜から21日朝にかけてミサイル40発と無人機574機が使われたと発表しました。

西部の都市リビウの地元当局者は、1人が死亡したほか住宅などおよそ30棟が被害を受けたとしています。

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