パキスタンの首都イスラマバードで会談する中国の王毅外相(左)とダール外相(21日、パキスタン政府提供)=共同

【イスラマバード=共同】中国の王毅(ワン・イー)外相は21日、訪問先のパキスタンの首都イスラマバードでダール外相と戦略対話に臨んだ。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の旗艦事業「中国・パキスタン経済回廊(CPEC)」などについて協議し、両国の友好関係が地域の平和と安定に重要だとの考えで一致した。パキスタン外務省が発表した。

王氏は18〜19日には両国とカシミール地方の領有権争いを抱えるインドでモディ首相らと会談。2020年の軍衝突で悪化した中印関係の改善を目指す姿勢を示していた。パキスタンとの関係を再確認することでバランスを取った格好となった。王氏は20日にはアフガニスタンでパキスタンを交えた3カ国外相会談にも出席した。

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