
2027年秋に英国式教育のインターナショナルスクール「エプソムカレッジ東京」が、東京・神田に開校する。神田外語大学を運営する佐野学園(東京・千代田)などが5日、発表した。3〜11歳を対象に本格的な英国のカリキュラムを提供し、卒業後はマレーシアの姉妹校での中等・高等教育や英国本校への留学機会も提供する。
エプソムカレッジは1855年設立、ビクトリア女王が後援した英国の名門中高一貫校。2014年にはマレーシア・クアラルンプールに姉妹校「エプソムカレッジマレーシア」が開校した。同校の運営会社、エデュケイトグループと佐野学園が共同出資し、エプソムカレッジ東京を設立する。英語を主な言語とし、国籍を問わず250人の児童を受け入れる予定だ。
5日に開いた記者会見でエデュケイトグループのマーク・ランカスター最高経営責任者(CEO)は「世界の不確実性が非常に高いなか、子どもたちを将来のリーダーにしたい」と述べた。佐野学園の佐野元泰理事長は「実践的な言語教育や多文化共生、グローバル人材育成の経験を新たな挑戦に生かす」と語った。
同席したジュリア・ロングボトム駐日英国大使は「日本の教育環境を豊かにし、英国価値観と日本の活力を融合させた理想的な学びを提供するだろう」と期待した。
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