韓国国防省の国防情報本部は5日、北朝鮮の軍事動向をめぐり、金正恩(キムジョンウン)総書記が決断すれば、北東部の豊渓里(プンゲリ)にある核実験場で「非常に短い時間」のうちに核実験が可能な状態だとの分析を国会に報告した。
説明を受けた国会議員らによると、同本部は北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)などにあるウラン濃縮施設の能力を拡張し、多種多様な核弾頭の生産のための基盤を構築していると分析。核能力の高度化を続けることで、「国際社会に核能力を暗黙的に認めさせようとしている」と指摘したという。
昨年5月に打ち上げに失敗した軍事偵察衛星については、より解像度が高いものにするため、ロシアの技術支援のもとで追加の発射準備をしている動向がみられると報告したという。
また、ウクライナ侵攻を続けるロシアに北朝鮮が2023年10月以降、短距離弾道ミサイル300発余りを提供したとの見方を示した。
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