
【ベルリン=時事】チェコ下院は5日、極右政党「自由と直接民主主義(SPD)」党首で日系チェコ人のトミオ・オカムラ議員(53)を新議長に選出した。10月の総選挙で第1党となったポピュリズム政党「ANO」などの支持を受けた。
オカムラ氏は、東京生まれで、日本と韓国、チェコにルーツを持つ。昨年の欧州議会選での選挙ポスターなどを巡り、人種的な憎悪を扇動した疑いで検察に起訴されている。
チェコでは、今月3日にANOとSPD、反環境規制の新党「モータリスト」が連立協定を締結し、多数派を形成。年内にも、ANO党首のバビシュ前首相率いる新政権が発足する見通しだ。
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