2022年9月、ロシアからバルト海を経由してドイツなどヨーロッパに天然ガスを送るパイプライン、ノルドストリームで爆発が起き、ドイツの連邦検察庁が捜査を続けています。

事件をめぐって、欧米のメディアはウクライナやロシアなどが関与した可能性を伝えていますが、真相は明らかになっていません。

こうしたなか、ドイツの連邦検察庁は21日、事件に関与したとして破壊活動などの疑いで逮捕状が出ていたウクライナ国籍の男がイタリアで現地当局に逮捕されたと発表しました。

それによりますと、この人物はパイプラインに爆発物をしかけたグループの調整役とみられ、ほかのメンバーとともに、偽造された身分証明書を使ってヨットを借りたとされています。

ドイツのフービッヒ法相は会見を開き、ウクライナを支援する立場は変わらないとした上で、真相究明を進める方針を強調しました。

一方、ロイター通信は、ウクライナ政府の当局者が改めて事件への関与を否定したと報じています。

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