ブラジル南部パラナ州で7日午後、強い竜巻が発生し、6人が死亡、約750人が負傷した。州当局が8日に発表した。一部地域では、竜巻の風速は最大で時速250キロメートルを超えた可能性があるという。
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州当局によると、竜巻によって男性4人と、14歳の少女1人を含む女性2人が死亡した。少なくとも1人が行方不明になっているという。同州の町リオ・ボニート・ド・イグアスでは、住宅や商業施設の約90%が被害を受けたという。州当局が公開した画像では、町内で多くの建物の屋根や壁が飛ばされてなくなり、がれきが散乱している様子が確認できる。
米CNNによると、同州のジュニオール知事は竜巻について「(州の)歴史上、前例のない大惨事」と述べた。ブラジルのルラ大統領はX(旧ツイッター)に「私たちはパラナ州の人々を支援し、必要なあらゆる支援を提供していく」と投稿した。
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