爆発が起きた現場に残されていたのは、焼け焦げて煙が上がる多くの車。
爆発の衝撃でフロントガラスに無数のひびが入った車などもありました。
インドの首都ニューデリーにある世界遺産の近くで、突然、車が爆発し複数の車両が燃えるなどして9人が死亡しました。
地元メディアなどによりますと、車が爆発したのはニューデリーの中心部にある世界遺産「赤い城」の近く。
「赤い城」は旧市街に位置する17世紀のムガル帝国時代のとりでで、観光客にも人気の場所として知られています。
爆発に巻き込まれた人は、その瞬間について、「午後7時前ごろ、渋滞する中、車がゆっくり動いていました。そして突然、大きな爆発が起こり、私の車のドアが別の車に落ち、私も衝撃で外に投げ出され、シートベルトも壊れました。いま背中に痛みがあり、爆発がどのように起こったのかわかりません」と話します。
地元メディアによりますと、ゆっくりと走行していた車が赤信号で停止したところで爆発。
周囲の車が巻き込まれ、9人が死亡し、20人がけがをしました。
観光地でもある世界遺産近くで車が爆発するという異例の事態。
一夜が明けた現場では、男性が「私のおいが車の爆発に巻き込まれ亡くなりました。(Q.爆発が起きたとき、彼はそこにいましたか)彼は電動リキシャの運転手でした。爆発が起こった時、彼はその場所を通りかかっていました」と話すなど悲しみの声が聞かれました。
爆発の犠牲者に対し、モディ首相はSNSで哀悼の意を示しています。
捜査当局は、テロ事件の可能性もあるとみて厳重な警備態勢を敷くとともに爆発の原因を調べています。
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