中国外務省は13日、北京に駐在する金杉大使を呼び出し、高市首相の「台湾有事」発言について抗議しました。

中国外務省によりますと、孫衛東外務次官は「高市首相は台湾海峡問題に武力介入する可能性を暗に示した」と述べ、強く抗議しました。

また、孫次官は「14億の中国人民は決して許さない」と反発し、発言の撤回を求めました。

日本大使館によりますと、これに対して金杉大使は、高市首相の発言について日本政府の立場を説明し反論しました。

一方、金杉大使は「汚い首は斬ってやるしかない」などとする中国の薛剣大阪総領事による高市首相に対するXへの投稿について「極めて不適切な発信」とした上で強く抗議し、中国側に適切な対応を求めました。

また、木原官房長官は中国政府の一連の対応について「改めて説明を行い反論した」と述べました。

木原官房長官:
中国側から抗議の申し入れがあった。これに対し、我が方からは高市首相の答弁の趣旨と我が国政府の立場について、中国側には改めて説明を行い反論をした。

その上で、木原長官は「中国側に引き続き適切な対応を強く求めていく」と強調しました。

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