船越健裕外務次官は14日、中国の呉江浩駐日大使を外務省に呼び出して強く抗議した。薛剣・駐大阪総領事のX(旧ツイッター)への投稿を巡り中国側が適切な対応を取るよう改めて求めた。外務省が発表した。
高市早苗首相は7日の国会で、中国が台湾を武力攻撃し台湾を守ろうとした米軍に対しても武力行使する場合は「存立危機事態になり得る」と答弁した。薛氏は8日にXでこうした発言を報じた記事を引用し「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬のちゅうちょもなく斬ってやるしかない」と書き込んだ。
政府は10日にも中国側に強く抗議し、関連投稿の削除を求めた。中国側は薛氏を擁護している。
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