
【ワシントン=共同】米連邦航空局(FAA)は16日、過去最長となった政府機関の一部閉鎖が解除されたことを受け、全米の主要空港で航空便の運航を削減していた措置を17日午前6時(日本時間同日午後8時)に完全に終えると発表した。航空管制官らの欠勤などで混乱が続いていた航空網は正常化するとの見通しを示した。
10月1日に開始した政府機関の閉鎖は今月12日、過去最長の43日目で解除。閉鎖中は航空管制官らへの給与支払いが停止し、欠勤増加を受けた航空便の減便などで生活に影響が広がっていた。
ワシントン・ポスト紙によると、この間に計5500便以上が欠航し、計約2万3千便が遅延した。
米運輸省は閉鎖解除後も、航空便の運航システムが通常に戻れるかどうかを判断するまで部分的に減便を続けていた。
FAAのベドフォード局長は声明で、今回の判断の理由について、航空機の運航に必要な職員らの態勢上の懸念が払拭されたことを考慮したと説明した。政府閉鎖中に「乗客の安全確保のために注力した職員の努力に感謝する」と表明した。
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