高市首相の台湾有事をめぐる発言で事態打開に向け北京入りしている外務省幹部と中国側の協議が18日午後終了し、中国側は協議に不満を示しました。

協議を終えた外務省の金井アジア大洋州局長と中国外務省の劉勁松アジア局長の2人は午後3時過ぎ、ともに険しい表情で記者団の前に姿を見せました。

劉局長は、協議について記者団に問われ、「当然満足してない。(Q.雰囲気は?)厳粛だ」と不満を示しました。

中国外務省の報道官は先ほどの会見で中国側が協議の場で「高市総理の誤った発言について改めて厳重な抗議を行った」と明らかにしました。

また、報道官は高市首相の発言について「日中関係の政治的基盤を損なうもので、その性質と影響は極めて悪質であり、中国人民の怒りと非難を招いている」と指摘し、発言の撤回を重ねて求めました。

金井局長は協議を終え、帰国の途につきましたが、記者からの質問には一切答えませんでした。

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