23日、レバノン・ベイルートの郊外で、イスラエル軍の空爆により破壊された建物(AP=共同)

【カイロ=共同】イスラエル軍は23日、レバノンの首都ベイルート地域を攻撃し、親イラン民兵組織ヒズボラの幹部を殺害したと発表した。レバノンのメディアは、ベイルート南部郊外にイスラエル軍の攻撃があり、5人が死亡し、28人が負傷したと報じた。

イスラエルのネタニヤフ首相は声明で、ヒズボラがイスラエルに脅威を及ぼすことを許さないと主張した。イスラエル軍は昨年11月の停戦合意発効後も、レバノン領への攻撃を続けている。ヒズボラは幹部が殺害されるなどし、弱体化したとみられる。

レバノンのメディアによると、アウン大統領は、イスラエル軍の攻撃について、地域の安定を回復させることを目的とした努力を拒否することの「さらなる証拠」だと主張し、非難した。

一方、パレスチナ自治区ガザの情勢を巡りイスラム組織ハマスは、代表団がエジプトの首都カイロでエジプト側と協議したと発表した。10月10日の停戦発効後もイスラエル軍による攻撃が続き、停戦は不安定な状態が続いている。

ガザ保健当局によると、停戦発効後の死者は330人以上。2023年10月の戦闘開始後の死者は6万9700人を超えている。

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