2024年一年間で約100万人が訪れた福島県下郷町の大内宿。その約1割をインバウンドが占めている。
観光庁によると、2025年1月から9月の外国人旅行者による消費額は6兆9156億円。このうち2割強を占め、国・地域別で最も多いのが中国だ。
中国が日本への渡航自粛を呼びかけたことを受けて、福島県富岡町では友好交流都市を結ぶ中国からの訪問が延期される影響も出ている。
一方、大内宿では。
大内宿観光協会の田沼一俊さんによると「元々、中国のお客さんが少ないので、あまり影響は感じていない。紅葉時期は終わったので、それに伴う減少はあるんが、例年通り」だという。
コロナ禍以降インバウンドが急増したが、そのほとんどを占めているのが台湾からの観光客。
冬の観光シーズンが近付き、外国人観光客からも人気の高い雪の季節を迎える大内宿。大内宿観光協会の田沼さんは「中国に限らず、政治の問題で旅行とかに規制かかることはない方がいいかと思う。今まで通り来ていただけるお客さんに、満足して帰っていただけるようにやってきたい」と話す。
国際情勢を注視しつつも、これまで通りの“おもてなし”を続けていく。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。