日本人にも人気が高いアメリカの観光名所「グランドキャニオン」をはじめとする国立公園の入場料が、2026年から大幅に値上がりします。

アメリカのトランプ政権は25日、外国からの観光客を対象に国立公園の入場料を2026年1月1日から値上げすると発表しました。

年間パスの料金が現在の80ドル（約1万2000円）から250ドル（約4万円）と3倍以上に引き上げられるほか、特に訪問者が多いアリゾナ州のグランドキャニオンやワイオミング州などにまたがるイエローストーン、カリフォルニア州のヨセミテなど11の国立公園については、通常の入場料に加え、1人100ドル（約1万5000円）の追加料金を支払う必要が生じます。

トランプ大統領は2025年7月、「アメリカファーストを貫く」として、外国人観光客を対象とした国立公園の入場料値上げを指示する大統領令に署名しています。

バーガム内務長官は25日、SNSの投稿で「アメリカの納税者は、引き続き手頃な価格で国立公園を利用できる一方、外国から訪れる観光客には公園の維持と管理のため公平な負担を求める」と説明しています。

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