インドネシア政府は28日、スマトラ島北部を中心とする豪雨の影響で洪水が発生し、これまでに170人以上が死亡したと発表した。タイでも洪水による145人の死亡が確認され、被害は拡大する可能性がある。
インドネシア国家防災庁によると、一連の洪水は熱帯低気圧「セニャール」に伴う24日からの豪雨が原因。被害が最も深刻な北スマトラ州で116人、アチェ州で35人、西スマトラ州で23人の死亡が28日までに確認された。3州では70人以上が行方不明になっている。各地で道路の寸断や水没が起きるなか、当局が救助活動をしている。
被害はタイやマレーシアでも発生。タイ政府によると、同国南部で計145人が死亡。ロイター通信によると、マレーシアでも過去1週間で2人が死亡したという。
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