
【ワシントン=時事】トランプ米大統領は11月30日、南米ベネズエラのマドゥロ大統領と電話会談したことを認めた。ニューヨーク・タイムズ紙などがこれに先立ち、米軍のベネズエラ攻撃が取り沙汰される中、両首脳が11月下旬に電話会談したと報じていた。
南部フロリダ州からワシントンに向かう大統領専用機内で記者団の質問に応じた。トランプ氏は電話会談をしたか問われ、「コメントしたくないが、イエスだ」と回答。会話内容については「うまくいったとも、失敗したとも言えない」と語った。
トランプ氏は29日にベネズエラ上空と周辺空域の「全面閉鎖」を警告した。記者団から「警告は空爆を意味するのか」と問われると「深読みしないでほしい」と説明を避けた。
トランプ氏はベネズエラを「友好国とは見なしていない」と強調。米国内のベネズエラ系移民について、「多くが刑務所や犯罪組織、麻薬密売組織から流入した人たちだ。わが国に存在すべきではなく、多くの問題を引き起こしている」と主張した。
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