ロシア国旗を掲げトルコのボスポラス海峡を通過するタンカー(写真は22年8月)=ロイター

【イスタンブール=共同】トルコの海事当局は2日、ロシアからジョージア(グルジア)に向け黒海を航行中のロシア船籍のタンカーがトルコ沿岸約130キロで攻撃を受けたと発表した。乗組員13人は無事としている。タンカーはひまわり油を積み、自力航行が可能という。トルコメディアは攻撃に「自爆ドローン」が使われたと報じた。

ウクライナ外務省報道官はX(旧ツイッター)に関与を否定する声明を出した。

ウクライナは11月28日、ロシアが制裁逃れに利用している「影の船団」のタンカー2隻に対する特別作戦をトルコ沖の黒海で実施。作戦には無人艇(水上ドローン)が使われた。

トルコのエルドアン大統領は今月1日の演説で、自国の排他的経済水域(EEZ)内での攻撃は「決して容認できない」と不満を表明。「全ての関係者に警告を出した」と述べた。

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