イスラエル軍はイエメンの首都サヌアを空爆した(24日)=AP

【カイロ=時事】イスラエル軍は24日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が掌握する首都サヌアを空爆した。イスラエルのネタニヤフ首相は、大統領宮殿や発電所、燃料タンクを標的にしたと説明した。フーシ派はこれに先立ち、ミサイルなどでイスラエルに攻撃を行っており、イスラエル軍は報復だとしている。

同軍は、大統領宮殿はフーシ派の軍事拠点内にあると指摘。攻撃したのはいずれも軍事施設だと主張した。ネタニヤフ氏は、イスラエルに攻撃を計画したり実施したりした者には誰であっても打撃を加えると警告。「フーシ派は代償を払うことを身をもって学んでいる」と述べた。

フーシ派系メディアは、4人が死亡したと伝えている。

フーシ派は、パレスチナ自治区ガザでイスラエルが掃討作戦を続けるイスラム組織ハマスに連帯。イスラエルに向けて、たびたびミサイル攻撃などを行っている。

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