ロシア ラブロフ外相 “複数の国が参加する枠組みが望ましい”
米 バンス副大統領「ロシアはトランプ大統領に対し重大な譲歩」
ロシアのラブロフ外相は、アメリカメディアのインタビューに応じ、焦点となっているウクライナへの安全の保証をめぐって、ロシアの立場も尊重されるべきだと強調した上で、国連安全保障理事会の常任理事国を含む各国が参加するなど、ロシアなどを含めた複数の国が参加する枠組みが望ましいという考えを示しました。アメリカのNBCテレビは24日、ロシアのラブロフ外相のインタビューを報じました。この中でラブロフ外相は、ウクライナへの安全の保証をめぐって議論が活発化していることについて「誰も他者の安全を犠牲にして、みずからの安全を強化することはできない」と述べ、ロシアの立場も尊重されるべきだと強調しました。その上で、2022年にトルコで行われたロシアとウクライナとの交渉で、ウクライナの安全の保証について、国連安保理の常任理事国にドイツやトルコなどを加えた形で行う案が提示されていたことを思い出すべきだとして、ロシアなど複数の国が参加する枠組みが望ましいという考えを示しました。
一方、同じ番組のインタビューに対し、アメリカのバンス副大統領は「紛争開始からの3年半で、初めてロシアはトランプ大統領に対して重大な譲歩を行ったと考えている」と述べたうえで、「重要なことは、ウクライナの領土の一体性に対して一定の安全保障が提供されることを認めた点だ」と述べました。
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