小泉進次郎防衛相は9日、自衛隊機が中国軍機からレーダー照射を受けた問題に関し、中国側が訓練海空域を知らせる航空情報「ノータム」や航行警報を出していなかったと明らかにした。
衆院予算委員会で「中国側は訓練海空域を事前に公表していたと発信しているが、事前に通報されていたとは認識していない」と説明した。
中国国営中央テレビ(CCTV)系のSNSアカウントは9日夜、空母艦載機による訓練を日本側に無線で事前に通知し、日本側が応答していたとの内容を投稿した。
自衛隊の戦闘機が中国機から50キロメートル未満の距離まで近づいたため、捜索レーダーを起動したと主張した。中国軍機が自衛隊機によるレーダーの信号も受信していたとも記した。
日本の外務省幹部は「事実とかなり異なる」と否定した。「中国側もかなり苦しいところがあり、色々こしらえて発信しているのだろう」と話した。
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