
【ウィーン=共同】東欧ブルガリアのジェリャスコフ首相は11日、内閣総辞職すると表明した。増税を含む政府予算案やまん延する汚職に対する不満から大規模な抗議デモが続いていた。来年1月1日からの欧州単一通貨ユーロ導入を前に政治混迷が深まった。
地元メディアによると、ジェリャスコフ氏は11日、内閣不信任案が議会で採決される直前に辞任の意向を明らかにし「辞任を求める市民の要求に応えなければならない」と述べた。
ジェリャスコフ氏は、連立政権の中心である中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民」(GERB)所属で、今年1月に首相に選出された。ブルガリアは欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の加盟国。
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