
【ニューヨーク=共同】米東部ロードアイランド州プロビデンスの名門、ブラウン大で13日夕に銃撃事件が発生し、学生2人が死亡、9人が負傷した。警察は14日、重要参考人として20代の男性を拘束したが、地元当局は証拠不十分で釈放すると発表した。
ブラウン大はハーバード大やコロンビア大と並びアイビーリーグと呼ばれる名門私立8大学の一つ。ホームページによると、129カ国から2700人以上の留学生を受け入れ、日本では慶応大と同志社大が交換留学の提携をしている。在ボストン日本総領事館によると、邦人の被害は確認されていない。
銃撃は工学・物理学系の建物の1階にある教室で起きた。ニューヨーク・タイムズ紙は、期末試験対策の授業中に男が侵入し、何かを叫んで発砲したとの目撃情報を伝えた。
警察は容疑者の映像を公開して夜通し大学周辺を捜索。映像には全身黒ずくめの男が歩いてキャンパスを立ち去る様子が写っていた。
警察は14日早朝、プロビデンス近郊のホテルで重要参考人の男性を拘束したが、同日夜に釈放が発表された。引き続き防犯カメラ映像などの証拠を集めるとしている。
一部の米メディアは拘束された男性について容疑者と報じていたが、警察は重要参考人と発表していた。
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