日本・インド首脳会談 11の成果文書を発表する方向で調整

石破総理大臣は、8月29日に日本を訪れるインドのモディ首相と総理大臣官邸で首脳会談を行う予定です。

モディ首相の日本訪問はおととしのG7広島サミット以来で、首脳どうしの相互訪問としては7年ぶりとなります。

首脳会談で石破総理大臣は安全保障や経済、人的交流などの分野で協力を確認したい考えです。

そして両政府は会談の成果としての共同声明や、環境、医療、地方自治体の交流などの分野で今後10年の具体的な方向性を示す「共同ビジョン」など、あわせて11の成果文書を発表する方向で調整しています。

また政府関係者によりますと、複数の学術研究でさらなる協力を進めるため、民間企業の100社以上が覚書に署名する方向だということです。

石破総理大臣としては、14億人余りと世界で最も人口が多く成長が見込まれるインドと、経済をはじめとした幅広い分野での協力を確認し両国がともに成長していく方向性に道筋を付けたい考えです。